雑草が生えない庭にしたい、庭の手入れをする時間がとれない、子どもやペットが遊べる庭にしたいという方に人気なのが人工芝生のお庭。人工芝生の基礎知識からメリット・デメリット、DIY施工方法、費用、お手入れ方法、おしゃれな施工事例まで、お庭に人工芝生を敷いてみたいな、と思っていらっしゃる方に役立つ情報をご紹介します。

人工芝生とは

①人工芝生は何でできてる？

人工芝生とは、天然芝生に似た形状を化合物で作った物で、主に以下の材料で構成されています。

主要な材料

ポリエチレン（PE）

人工芝生に最も一般的に使用される材料で、主に家庭の庭で多く使用されています。柔らかく（ナイロンよりやや硬め） 耐久性があり、自然な芝生に近い感触を持ちます。

ポリプロピレン（PP）

手触りは他素材と比べると一番硬く、耐久性に優れているため、スポーツ施設や商業用途で使用されることが多いです。価格は一番高価になります。

ナイロン

天然芝に似た柔らかい手触りで、価格は一番安価です。他素材と比べると耐久性が低いため、屋外よりも室内での使用に向いています。

その他の構成要素

バック材（基布）

人工芝の下地となる部分で、ポリプロピレンやポリエチレンの織物が使用されます。これにより、芝の繊維がしっかりと固定されます。

充填材（インフィル）

人工芝の繊維の間に詰められる素材で、主にゴム粒や砂が使用されます。これにより、芝の繊維が立ち上がり、衝撃吸収性や排水性が向上します。

UV安定剤

紫外線による劣化を防ぐために、繊維に加えられる添加剤です。これにより、長期間にわたり色あせや劣化を防ぐことができます。

②人工芝生の見た目はどんなものがある？

スポーツ用人工芝と家庭用人工芝で違いがある

サッカー場などのスポーツ施設で使用されるスポーツ用人工芝は、プレイしやすいよう均一な高さと密度を持つように設計されています。カラーもプレイヤーが競技に集中しやすいよう単色やシンプルな緑色が一般的です。芝の繊維の長さは、ボールの転がりやバウンドを予測しやすくするよう、比較的短く密度が高くなっています。

一方、家庭用の人工芝は、自然の芝生に近い見た目を重視しており、緑色でもさまざまな色合いやトーンのものや、枯れた茶色なども混ぜてよりリアルな見た目になっているものがあります。

芝生の丈の長さやクッション性にも違いがある

芝生の丈となる繊維の長さは、 短い芝から長い芝までさまざまな長さがあり、庭のデザインや用途に応じて選ぶことが出来ます。

クッション性は、スポーツ用は衝撃を吸収し選手の怪我を防ぐために、充填材（インフィル）としてゴム粒や砂が使用されていますが、家庭用はそこまで高くありません。その分費用は、スポーツ用に比べると手頃な価格帯です。

人工芝生のメリット、デメリット

人工芝生のメリット

①メンテナンスが少ない

定期的な草刈り、水やり、肥料の追加が不要。雑草の生えにくさから、除草作業がほぼ不要です。

②一年中美しい緑を維持

季節や天候に関係なく、常に美しい緑色を保つ事ができ、冬でも青々とした緑色の状態がキープできます。

③耐久性が高い

天候や使用頻度に強く、長期間使用できます。天然芝生に比べると強いので、ペットや子どもが遊んでも芝が傷つきにくいです。

④コストパフォーマンス

天然の芝生と比べると初期投資は高くなりますが、長期的にはメンテナンス費用がかからないため、経済的です。水道代や肥料代が削減できます。

⑤安全性

柔らかい素材が使用されているため、転倒しても怪我をしにくいです。またアレルギーを引き起こす花粉や虫が少ないという点もメリットの一つです。

人工芝生のデメリット

①初期費用が高い

購入費用と設置費用が自然芝よりも高くなることが多いです。

②夏季に高温になる

夏の直射日光では表面温度が高くなり、触れると熱く感じることがあります。

③自然の感触とは異なる

自然の芝生の柔らかさや香りを完全には再現する事は出来ません。見た目は似ていても、歩行感や触感が異なります。

④劣化と交換

長期間使用すると、繊維が劣化し、色あせや摩耗が生じます。劣化した部分は交換が必要で、この点が手間と費用を伴います。

⑤環境への影響

プラスチック製品であるため、製造・廃棄時に環境への影響が懸念されます。

人工芝生の施工費用

DIYで人工芝を敷く場合の費用

人工芝生をDIYで敷く場合の費用は、いくつかの要素によって異なります。以下に、一般的な費用の目安を紹介ます。

①人工芝の価格

人工芝の価格は、品質やブランド、厚み、繊維の長さ、耐熱性、機能性などによって異なります。

【一般的な1平方メートルあたりの価格】

・低価格帯：1,500円～3,000円

・中価格帯：3,000円～5,000円

・高価格帯：5,000円以上

②下地の準備費用

下地の準備には、土壌の整地や防草シートの設置が含まれます。

【一般的な下地の準備費用】

・防草シート：1平方メートルあたり100円～500円

・砂や砂利の費用：1平方メートルあたり500円～1,000円（量に応じて）

③その他の材料費

・接着剤やピン：人工芝を固定するための材料 1,000円～3,000円程度

・道具： DIYで必要な道具（カッター、ハンマー、ブラシなど）
既に持っている場合は費用はかかりませんが、新たに購入する場合は1,000円～5,000円程度を見込んでおくと良いでしょう。

人工芝生/DIY　概算費用例

以下に、10平方メートル（約3坪）の庭に人工芝をDIYで敷く場合の、概算費用の例を紹介します。

【総合的な費用例】

・人工芝：中価格帯の場合、10平方メートル x 4,000円 = 40,000円

・防草シート：10平方メートル x 300円 = 3,000円

・砂や砂利：10平方メートル x 800円 = 8,000円

・接着剤やピン：約2,000円

・道具：約3,000円（既に持っている場合は不要）

計：56,000円

人工芝生をDIYで敷く場合の費用は、使用する材料の品質や量、庭の大きさによって異なりますが、10平方メートルの庭に中価格帯の人工芝を敷く場合、総額で約50,000円～60,000円程度が一般的な目安です。高品質な人工芝や特別な下地準備が必要な場合は、さらに費用がプラスでかかります。

業者に依頼して人工芝を敷く場合の費用

人工芝生を造園業者に依頼して敷く場合、DIYで行う場合に比べてプロが施工し仕上がりが美しくなる分、費用は高くなります。以下に、一般的な費用の目安を紹介します。

①人工芝の価格

人工芝の価格は、品質やブランド、厚み、繊維の長さなどによって異なります。業者を通じて購入する場合、品質の高い製品が使用されることが多いです。

【一般的な1平方メートルあたりの価格】

・中価格帯：4,000円～6,000円

・高価格帯：6,000円以上

②下地の準備費用

下地の準備には、土壌の整地、防草シートの設置、排水システムの構築などが含まれます。

【一般的な下地の準備費用】

・整地費用：1平方メートルあたり1,000円～3,000円

・防草シートと砂利の設置費用：1平方メートルあたり500円～1,500円

③施工費用

施工費用は、業者の労働力や作業の複雑さに基づきます。

・施工費用：1平方メートルあたり3,000円～5,000円

人工芝生/業者依頼　概算費用例

以下に、10平方メートル（約3坪）の庭に造園業者に依頼して敷く場合の、概算費用の例を紹介します。

【総合的な費用例】

・人工芝：中価格帯の場合、10平方メートル x 5,000円 = 50,000円

・整地費用：10平方メートル x 2,000円 = 20,000円

・防草シートと砂利の設置費用：10平方メートル x 1,000円 = 10,000円

・施工費用：10平方メートル x 4,000円 = 40,000円

計：120,000円

人工芝生を造園業者に依頼して敷く場合の費用は、10平方メートルの庭で約100,000円～150,000円が一般的な目安です。使用する材料の品質や業者の施工技術、庭の状態によって費用が変動します。高品質な人工芝や特別な施工が必要な場合は、さらに費用がかかることがあります。

また業者によっては、施工に対して保証を提供するサービスを設けていたり、アフターサービスやメンテナンス契約が別途設けられている場合があり、その場合は費用が追加でかかる場合があります。

人工芝生をDIYで敷く方法

以下に、地面が土の状態のお庭にDIYで人工芝生を敷く方法をステップごとに紹介しますので参考にしてください。

ステップ1：準備

【必要な道具と材料】

人工芝生、防草シート、砂利（下地用）、砂（レベリング用）、レーキ（トンボ）、人工芝用接着剤または人工芝用両面テープ、固定ピン（ステープル）、大型のカッター、ハンマー、メジャー（定規）、ホウキ

ステップ2：下地の準備

下地の整地が不十分なまま人工芝生を敷いてしまうと、数年で表面がデコボコになってしまうため、その前の下準備「下地の整地・転圧」がとても重要です。

①エリアの測定と計画

・人工芝を敷くエリアの寸法を測り、必要な人工芝の量を計算します。

・必要な道具や材料を全て揃えます。

②雑草の除去

庭に生えている雑草をシャベルや草刈り機等を使用して、根ごと取り除きます。

③整地

とんぼやレーキを使用して土を平らに整地し、石や大きな塊があれば取り除きます。

④転圧

平らになった地面を締め固めます。
プロの業者が下地を締め固める（転圧）する場合は、ランマーやプレートという器具を使用しますが、DIYの場合はレンタルするか、それが難しければレンガ等で叩く、足でしっかり踏み固めるなどして代用しましょう。

※表面がデコボコになりやすい土地の場合

粘土質や鎌倉土の表土など、表面がデコボコになりやすい土地の場合は、人が上を歩くとまたデコボコになってしまうので、砕石を撒いて締め固めます。砕石を敷くと水はけもよくなります。砕石を撒いたら、上に砂を敷いて下地を完全に平らに（レベリング／高さ調節）し、締め固めます。

ステップ3：防草シートの敷設

地面の整地が終わったら、防草シートを敷き詰めます。防草シートは人工芝生の下から雑草が生えて来るのを防ぐために、必ず敷きましょう。

【防草シートの敷設】

・防草シートをエリア全体に敷き、重なり部分は少なくとも10cm以上重ねます。

・ピンやステープルでシートを固定します。

ステップ4：人工芝生の敷設

防草シートで雑草対策を施したら、いよいよ人工芝生の敷設です。

①人工芝生の配置

・人工芝を敷くエリアに配置し、必要なサイズにカットします。（裏面に定規を当て、赤鉛筆やチョーク等で印を付けて切ると真っすぐカットできます。）

・人工芝生のカットは、はさみよりも大型のカッターがおすすめです。（家庭用の文房具カッターでは切れにくい）芝の繊維を切ってしまわないように、裏面からカットしましょう。

・複数のロールを使用する場合は、継ぎ目が目立たないように注意します。芝目が揃うように同じ方向に並べると、自然な仕上がりになります。

②継ぎ目の処理

・継ぎ目が目立たないように、各ロールの端をしっかり合わせます。

・継ぎ目には人工芝用接着剤や人工芝用両面テープを使用して固定します。

③固定

人工芝をピンやステープル、人工芝用両面テープで周囲に固定します。角の部分は特にしっかり固定します。

ステップ5：最終仕上げ

デッキブラシやホウキを使用して人工芝の繊維を立たせます。このブラッシング作業により、人工芝生の繋ぎ目が目立たなくなり、より自然な見た目に仕上がります。

人工芝生をDIYで敷く場合は、以上の工程に沿って行うとスムーズに進められ、各ステップを丁寧に行うことで、自然で美しい人工芝の庭を作ることができます。

人工芝生に関するＱ＆Ａ

人工芝生について、お客様からよくいただくご質問をご紹介します。

Ｑ.人工芝生を敷いたら雑草が生えて来ませんか？

Ｑ.人工芝生の上でバーベキューや花火は出来ますか？

Ｑ.人工芝生は夏に暑くなりますか？

Ｑ.人工芝生の選び方は？

Ｑ.人工芝生の価格の違いは何ですか？

Ｑ.人工芝生に寿命はありますか？

Ｑ.人工芝生をDIYで敷く場合の注意点はありますか？

Ｑ.人工芝生の臭いは気になりますか？

Ｑ．人工芝生を敷いたら雑草が生えて来ませんか？

人工芝生の下に防草シートを隙間なく敷き詰めることで、人工芝生の下から雑草が生えるのを防ぐことが出来ます。

Ｑ．人工芝生の上でバーベキューや花火は出来ますか？

人工芝生の上でバーベキューや花火をすることは、以下の理由により推奨されていません。但し、対策を講じることで、人工芝生を安全に保つことができます。

【バーベキュー】

・火の危険性：人工芝生はプラスチックやポリエチレンなどの合成材料で作られており、火に弱いです。バーベキューの炭や火花が人工芝生に落ちると、溶けたり燃えたりする危険があります。

・油や食べ物の汚れ：バーベキューで使用する油や食べ物の汁が人工芝生に染み込むと、清掃が難しく、悪臭やシミの原因になります。

【花火】

・火花の飛散：花火の火花が人工芝生に触れると、溶けたり燃えたりする危険があります。

・汚れや破片：花火の残骸や破片が人工芝生に落ちると、清掃が難しく、美観を損なう可能性があります。

【安全対策の方法】

バーベキューの場合：バーベキュー専用のエリアや、コンクリートや砂利の上で行うようにしましょう。また、防火シートを敷いて、その上でバーベキューをするのも良い方法です。

花火の場合：花火は芝生から離れた安全な場所で行いましょう。コンクリートや砂利の上で行うと良いです。

Ｑ．人工芝生は夏に暑くなりますか？

人工芝生の素材は、熱を吸収しやすいプラスチックやポリエチレンでできているため、夏に非常に暑くなることがあります。以下のポイントを考慮してください。

【日中の直射日光】

人工芝生は日光を直接受けると、表面温度が非常に高くなることがあります。弊社敷地内で実験したところ、9月某日の気温が28度の時、人工芝の表面温度は50度ありました（気温プラス22度もの高温）。7～8月の炎天下ではもっと熱くなりそうです。

【使用時の注意】

夏の暑い日には、人工芝生の上で裸足で歩くと火傷する危険があります。特に子供やペットが遊ぶ場合は、注意が必要です。

【対策】

パラソルやタープを使用して人工芝生の上に日陰を作る、人工芝生の表面に水を撒いて冷却するなどして対策すると、表面温度の上昇が抑えられます。但しこれらは一時的な効果しかないので、夏季の人工芝生での活動は早朝や夕方に行う、人工芝生を選ぶ際に熱を反射しやすい素材や色を選ぶといったことも、温度上昇を抑えるための一つの方法です。

Ｑ．人工芝生の選び方は？

Ａ．用途や素材など自分のニーズに合った人工芝生を選ぶと良いです。

人工芝生を選ぶ際には、以下のポイントを考慮して、自分のニーズに合った人工芝生を選ぶと良いです。

①用途と場所

・家庭用か商業用か：家庭用には柔らかく安全な素材を選び、商業用には耐久性の高いものを選びます。

・使用頻度：頻繁に使用する場所には耐久性の高いものを選びます。

②素材

・ポリエチレン（PE）：柔らかくリアルな感触。家庭用に最適。

・ポリプロピレン（PP）：耐久性が高く、スポーツ施設などに適している。

・ナイロン：触り心地は一番柔らかいが、耐久性が低い。

③パイルの高さ

・短め（20-30mm）：メンテナンスが簡単で、スポーツに適している。

・中くらい（30-40mm）：多目的に使用でき、見た目もリアル。

・長め（40mm以上）：見た目が非常にリアルだが、メンテナンスが少し難しい。

④密度と重さ

・密度：高密度のものは、リアルな見た目と耐久性がある。

・重さ：密度が高い物や芝繊維の量が多い物は、その分重量も増えるため、運搬に若干苦労する。

⑤色と見た目

・リアルな色：複数の色の糸を使用したものは、天然芝に近い自然な見た目を演出できる。

・季節感：季節に合わせた色合い（春夏の緑、秋冬の少し茶色がかった色）を選ぶと良い。

⑥バッキング（裏地）

・コーティング素材：人工芝のバッキング（裏地）のコーティングには、さまざまな素材が使用されており、それぞれ異なる特性を持っています。

【裏面コーティングの種類と特徴】

・ラテックス：最も一般的なコーティング素材の一つ。弾力性があり、人工芝の安定性を高め、表面が滑らかで均一になり、比較的安価。

・ポリウレタン：ラテックスよりも耐久性が高く、温度変化や紫外線に対して優れた耐性を持っている。また、芝の繊維をしっかりと固定し、長期間の使用に耐えられるように設計されている。

・PVC (ポリ塩化ビニル)：耐水性と耐候性に優れており、特に湿気の多い環境での使用に適している。また、滑りにくい性質があり、安全性を高める効果もある。

・EVA (エチレン・酢酸ビニル共重合体)：柔らかく、クッション性に優れているため、使用感が良い。軽量で、特に屋内で使用される人工芝に多く使われている。

・排水性：水はけが良いものを選ぶと、雨後の乾きが早く、カビの発生を防ぐことが出来ます。

⑦メンテナンス

・UVカット加工：UVカット加工が施されているものを選ぶことで、紫外線による劣化を防ぐ事が出来ます。

⑧コスト

・予算：高品質な人工芝生は初期コストが高いが、長期的にはメンテナンスコストが低く抑えられます。

⑨口コミとレビュー

・ユーザーレビュー：購入前に他のユーザーのレビューを確認し、耐久性や使用感をチェックしましょう。

Ｑ．人工芝生の価格の違いは何ですか？

Ａ．芝の繊維の素材や長さ、機能性などによって価格に違いが出ます。

人工芝生の価格の違いは、主に以下の要因が組み合わさって決まります。購入する際には、用途や必要な特性を考慮して、コストパフォーマンスの良いものを選ぶと良いです。

①素材の品質

・ポリエチレン・ポリプロピレン・ナイロン：ポリプロピレンは最も耐久性が高く高価で、ポリエチレンは柔らかく自然な感触で中価格帯、ナイロンは安価だが耐久性が劣る。

・UVカット加工：紫外線に対する耐久性を高める加工が施されているものは高価になる。

②パイルの高さと密度

・パイル高さ： パイルが高くなるほど、リアルで豪華な見た目になるが、価格も高くなる。

・密度：高密度の芝生は耐久性が高く見た目もリアルだが、価格が上がる。

③バッキング（裏地）の構造

・バッキングの性能：裏地のコーティングにはさまざまな素材が使用されており、温度や紫外線に対しての耐久性能やクッション性などそれぞれ機能に特徴があり、それらによって価格が変わってくる。

・排水性：排水性の高いバッキングは高品質で高価になる。

④リアルさと色合い

・色のバリエーション： 複数の色を使って、より自然な見た目を再現したものは高価になる。

・質感と手触り：よりリアルな質感と手触りを持つものは、技術的に高度であり、その分価格も高くなる。

⑤耐久性と保証

・耐久性：高品質な材料と製造プロセスを使用したものは耐久性が高く、その分高価になる。

・保証期間：長期間の保証がついている製品は信頼性が高く、価格も高くなる。

⑥ブランドと製造元

・有名ブランド：信頼性のあるブランドや製造元の製品は高価。

・製造プロセス：最新の技術を使用した製造プロセスを経たものは、品質が高くなる分、価格も上がる。

⑦その他の特別な機能

・防炎性：防炎加工が施されたものは安全性が高く、価格も高くなる。

・抗菌加工：抗菌加工が施されていると、清潔に保つことができるため、価格が上がる。

Ｑ．人工芝生に寿命はありますか？

Ａ．人工芝生には寿命があります。

一般的に家庭用の人工芝生の寿命は「 約10～15年」、商業用・スポーツ用の人工芝生の寿命は「 約5～8年」といわれています。人工芝生の寿命は品質や使用状況、品質、メンテナンスや環境などにより異なります。

【人工芝生の寿命に影響を及ぼすもの】

①品質

・高品質の人工芝生：より長持ちします。高品質な材料（例えば、UVカット加工された素材）を使用したものは、紫外線や気候の変化に強く、劣化が遅い。

・低品質の人工芝生：劣化が早く、短期間で交換が必要になることが多い。

②使用頻度と使用状況

・頻繁に使用する場合：特にスポーツ施設や公園などで頻繁に使用される場合、摩耗や劣化が早まる。

・家庭用で軽い使用：あまり頻繁に使用しない場合は、長持ちする傾向がある。

③メンテナンス

・定期的なメンテナンス：清掃、ブラッシング、排水の確認などを定期的に行うことで、人工芝生の寿命を延ばすことができる。

・メンテナンス不足：ほこりやゴミが溜まり、排水不良や雑草の侵入があると、劣化が早まる。

④環境条件

・気候：強い日差しや極端な気温差がある地域では、人工芝生の劣化が早まることがある。

・設置場所：木の下や湿気の多い場所など、条件が悪い場所に設置すると寿命が短くなることがあります。

【人工芝生の寿命を延ばすためのポイント】

適切にメンテナンスを行い、環境に合った人工芝生を選ぶことで、寿命を延ばし、長く快適に使用することができます。

・定期的な清掃とブラッシング：ゴミやほこりを取り除き、デッキブラシ等で芝生の毛並みを整える。

・適切な排水管理：雨水が溜まらないように排水システムを確認する。

・保護：重い物を長時間置かないようにし、火気を避けるなどの基本的な注意を守る。

Ｑ．人工芝生をDIYで敷く場合の注意点はありますか？

Ａ．人工芝生をDIYで敷く場合、いくつかの注意点があります。

人工芝生のDIY設置は、正確な計画と準備が重要です。地面の整備や排水の確保、正しい敷設方法を守ることで、長期間にわたり美しい人工芝生を保つことができます。以下の手順と注意点を参考にしてください。

①計画と準備

・面積の測定：設置する場所の正確な寸法を測り、必要な人工芝生の量を計算します。必要な防草シートや接着剤も計算に入れます。

・地面の準備：人工芝生を敷く地面がコンクリートではなく土の場合、地面を平らにする整地が必要です。雑草や石などの異物を取り除き、地面を平らに締め固めてから、防草シートを敷きます。

②道具と材料の準備

・必要な道具：レーキ、人工芝用接着剤または人工芝用両面テープ、固定ピン（ステープル）、大型のカッター、ハンマーなどの必要な道具を準備します。

・防草シート：雑草の侵入を防ぐために防草シートは必ず敷きましょう。

③地面の整備

・排水の確保：排水がスムーズに行われるように、必要に応じて地面に排水システムを設けます。砂や砕石を敷いて排水性を向上させることができます。

・防草シートの敷設：地面全体に防草シートを敷き、シートがずれないようにしっかりと固定します。

④人工芝生の敷設

・芝生の配置：人工芝生を敷く前に、敷設場所に仮置きし、必要に応じてカットして調整します。芝生の繊維の向きを揃えると、自然な見た目になります。

・接合部の処理：複数の人工芝生を敷く場合、接合部が目立たないようにしっかりと接合します。人工芝用両面テープや接着剤を使用して、芝生同士をしっかりと固定します。

・固定：芝生の周囲を釘やステープルでしっかりと固定します。特に風の強い場所では、しっかりと固定することが重要です。

⑤仕上げ

・ブラッシング：デッキブラシなどで人工芝生をブラッシングして、芝生の繊維を立たせ、自然な見た目にします。

・充填材：必要に応じて、人工芝生用の充填材を撒いて、芝生の安定性とクッション性を高めます。

⑥メンテナンス

・定期的な掃除：ゴミや落ち葉を定期的に取り除き、清潔に保ちます。また定期的にブラッシングして、芝生の繊維を立たせるのもおすすめです。

・排水の確認：排水システムが正常に機能しているかを定期的に確認し、必要に応じてメンテナンスを行います。

Ｑ．人工芝生の臭いは気になりますか？

Ａ．いくつかの要因により気になることがあります。

人工芝生の臭いに関しては、いくつかの要因により気になることがありますが、選び方やメンテナンス次第でほとんど気にならないようにすることができます。特にペットを飼っている場合や頻繁に使用する場合は、定期的な清掃とメンテナンスを行い、快適な環境を保つことが大切です。

【主な臭いの原因】

①新品の人工芝生

新品の人工芝生は、製造過程で使用される化学物質の臭いが残っていることがあります。これらの臭いは時間とともに消えることが多いですが、気になる場合は、臭いが少ない製品や、防臭加工が施されている製品を選ぶと良いでしょう。

②ペットの排泄物尿や糞

ペットが人工芝生の上で排泄をすると、臭いがこもることがあります。特に、尿はアンモニア臭が強くなることがあるので、消臭剤などを利用して臭いを軽減すると良いです。

③湿気やカビ排水不良

排水が悪いと湿気が溜まり、カビや藻が発生し、これが臭いの原因になることがあります。排水がスムーズに行われるようにし、湿気が溜まらないようにしましょう。

④食べ物や飲み物のこぼれ

バーベキューなど芝生の上で飲食した際に食べ物や飲み物がこぼれると、臭いが染み付いたり、時間が経つにつれて臭いが発生することがあります。こぼれたら時間を置かずにすぐに掃除をしましょう。

人工芝生でおしゃれ!リフォーム施工事例

グリーン・パトロールが施工したおしゃれなお庭の人工芝生リフォーム施工事例をご紹介します。

別荘のお庭を人工芝生でおしゃれなノーメンテナンスのお庭に

神奈川県茅ヶ崎市Ｔ様邸 別荘のお庭 人工芝生でおしゃれリフォーム

別荘に訪れる度に雑草だらけでお困りだった東京都のＴ様ご夫妻。防草シートと人工芝生でおしゃれに雑草対策リフォームを行い、いつ訪れても綺麗なノーメンテナンスのお庭になりました。

土のままのお庭には雑草が伸び放題

Ｔ様所有の茅ヶ崎市の別荘は、ヒノキヤ住宅「Z空調」で新築工事を行い外構工事も終えていましたが、お庭が出来ておらず土のままの状態で放置されていたため、雑草が伸び放題になっていました。 そこで、お手入れが簡単で一年を通して青々としたグリーンを保てる人工芝生のお庭にリフォームしました。

ウッドデッキを広げて使いやすく便利に

既存の人工木製ウッドデッキに新しく天然木製のウッドデッキを増設して、2つの掃き出し窓からウッドデッキを介して行き来できるようにしました。広く使いやすくなったので、テーブルと椅子を置いてお茶をしたり、洗濯物や布団を干したりと便利に使っていただけます。

玄関周りはオシャレなタイル張りで雑草対策

土のままの状態と防草シートを張っただけで終わっていた玄関周りは、暖色系と寒色系のカラーを市松模様に張るデザインのタイル張りでおしゃれに雑草対策しました。

「いつ行っても庭が綺麗なので本当に嬉しい」

Ｔ様ご夫妻は、「雑草が伸び放題だった庭は、人工芝生ですっきり綺麗になり、ウッドデッキも広げてもらい使いやすくなりました。別荘に行く度に雑草が気になっていましたが、いつ行っても庭が綺麗なので本当に嬉しいです。」と、大変喜んでくださいました。

実家の広いお庭を人工芝でおしゃれ＆ローメンテナンスな別荘に

埼玉県Ｔ様邸 実家のお庭を人工芝生でリフォーム

神奈川県秦野市のご実家を別荘兼アトリエとして使用されているＴ様ご夫妻は、広いお庭の草取りやたくさんの庭木の管理にお困りでしたが、人工芝生と砂利の雑草対策リフォームで、お手入れ簡単・管理不要のおしゃれな庭に生まれ変わりました。

防草技術とアフターフォローが工事依頼の決めてに

Ｔ様がグリーン・パトロールに工事をご依頼くださった決めてはグリーン・パトロールの高い防草技術とアフターフォローだったそうです。

Ｔ様が以前見積を依頼した他の業者からは、敷地の端や植木の根本部分等から草が生えるのはしょうがないと言われていたのに、弊社は違っていたので驚いたそうです。

グリーン・パトロールの雑草対策工事は、下地の整地から使用する防草シートの品質まで徹底的にこだわっています。防草技術に自信があるので、工事後万が一、防草シートの下や隙間から雑草が生えてくる事があれば無料で対応致します。

可能な限り今ある物を大切に再利用します

奥様がホームセンターで購入し敷いていたレンガやタイルを再利用しタイルテラスを造った事や、ご主人がDIYで敷いた防草シートを活用して雑草対策を行った事などを「グリーン・パトロールさんの物を大切にされる気持ちに感心しました」と喜んでくださいました。

草取りに費やしていた時間を今後は有意義に使って下さい

別荘に来る度に草取りに追われ大変でしたが、広いお庭の全てを人工芝生と砂利、タイルでおしゃれに雑草対策したので、もう草取りをする必要はありません。今後はゆっくり趣味の壺を焼いたり絵を描いたりしてシニアライフを楽しんでいただきたいです。

庭木が多く手入れが大変な庭を人工芝のおしゃれなドッグランに

神奈川横浜市Ｏ様邸 人工芝生リフォーム

神奈川県横浜市にお住いのＯ様から「庭木が多く手入れが大変なので相談したい。庭が家の前と後ろにあるのですが、どちらかをドッグランにしたい。」とのご相談をいただきました。

庭木の手入れと草取りにお困りだったお庭は、おしゃれな愛犬が自由に走って遊ぶ事の出来る人工芝生のドッグランに生まれ変わりました。

お庭をフェンスで囲ってドッグランに

たくさんの庭木と雑草でお手入れが大変だったお庭が、人工芝生で雑草の生えないすっきり綺麗なお庭になりました。お庭をフェンスで囲い、お庭で愛犬が自由に遊べるようになりました。

ご家族にも愛犬にも嬉しい おしゃれな人工芝生の庭

Ｏ様ご夫妻は「事前に細やかな説明があり、しかも予算の範囲で対応してくれました。ワンコ２匹も楽しく走り回っています。またなにかあったらぜひお願いしたいと思います！」と、大変喜んでくださいました。

ハウスメーカーではなく 外構はグリーン・パトロールに！

神奈川鎌倉市Ｏ様邸 人工芝生リフォーム

ヘーベルハウスの注文住宅で実家を建て替えた、神奈川県鎌倉市にお住いのＯ様から「昨年から新居に住んでいますが、庭はハウスメーカーに依頼せず、グリーン・パトロールさんにお願いしたいと考えていたので、さら地の状態のままになっています。この庭の防草と水はけを重視して庭作りをお願いしたく、連絡させていただきました。」とのご相談をいただきました。

女性一級建築士がおしゃれでコストパフォーマンスの良いお庭をご提案

「部屋から見える場所に緑が欲しいので人工芝を敷きたい」というＯ様のご希望を受け、グリーン・パトロールの女性一級建築士は、広いお庭を2つのエリアに分け、リビング前には人工芝生を敷き、道路側のエリアには砂利を敷くお庭をご提案しました。こうして砂利を活用する事で、全てのエリアに人工芝生を敷くよりもコストパフォーマンスの良いお庭になります。

ウッドフェンスとウッドデッキでより快適に

プライバシーが保てるように、2つのエリアの間に目隠しのウッドフェンスを設置し、リビングの前には、お庭で楽しく過ごしていただけるようウッドデッキを設置しました。

ウッドフェンスとウッドデッキの素材は、ノーメンテナンスで30年以上長持ちするハードウッドのイタウバ材を使用して作りました。

「職人さんも話しやすくていい方々でした！」

土のままにしておくと雑草が生え大変ですが、このように防草シートプラス人工芝／砂利で雑草対策することで、お手入れ不要の美しいお庭になります。

工事を終え、Ｏ様からは「実家の建て替え後、手付かずだった庭の防草対策など庭づくり全般をお願いしました。こちらの要望だけでなく提案もして頂き有り難かったです。 職人さんも話しやすくていい方々でした。今後も何かあればお願いしたいと思います。」とお喜びの声をいただきました。

小型犬2匹が走り回れるおしゃれな人工芝のドッグランにしたい

神奈川横浜市Ｈ様邸 人工芝生リフォーム

神奈川県横浜市にお住いのＨ様から、「庭をドッグランに改装したいです。植木や鉢植えを無くして、全面人工芝にして、必要箇所にフェンスを設置して、小型犬2匹が走り回れる庭にしたいです。」とのご相談をいただきました。

ウッドデッキでお庭をおしゃれに楽しく便利に

Ｎ様は、グリーン・パトロールの女性一級建築士がご提案した、お庭全体に人工芝生を敷く案と、お庭全体にウッドデッキを敷く案の2パターンの提案図を参考にされ、どちらも半分ずつ取り入れたデザインにされることになりました。

雑草の生えない人工芝生はお手入れが簡単で人気ですが、お庭にウッドデッキがあると、愛犬のくつろぎの場所になりますし、洗濯物を干したり、テーブルや椅子を置いたりと、お庭を便利に楽しく使っていただけます。

開閉式のウッドフェンスでお庭をドッグランに

出入口には、愛犬が外に飛び出さないよう開閉式のウッドフェンスを設置し、愛犬がリードを外して自由に遊べる人工芝生のドッグランが完成しました。

Ｈ様からは「高齢の祖母と私たちの要望をデザインに取り入れてくださり、分からない所は資料を用いてアイデアを出して頂いたりして、納得のいく庭ができました！ワンちゃんも祖母もとても気に入ってくれて、とても満足しています！ありがとうございました！」とお喜びの声をいただきました。

天然木ウッドフェンスと人工芝生でおしゃれな温かみのあるお庭に

神奈川藤沢市Ｎ様邸 人工芝生リフォーム

神奈川県藤沢市にお住いのＮ様から、「庭に隣の敷地との目隠しとして植えられた木を30本抜根し、ラティスの設置をしたいです。」とご相談をいただきました。

ウッドフェンスなら自由な高さで目隠しできる

Ｎ様が当初想定されていたラティスでは目隠し効果が不十分だったため、グリーン・パトロールの女性一級建築士はしっかり目隠しが出来る、背の高いウッドフェンスをご提案しました。ウッドフェンスは手作りなので、奥様の目線にちょうど合わせたり、微妙な高さに微調節したりと、好みの高さで自由に作れるのがメリットです。

素材は耐久性の高いハードウッドのイタウバ材を使用しました。イタウバ材は塗り直しなどのメンテナンスが不要で30年以上長持ちするので、おすすめのデッキ材です。

人工物に天然素材をプラスして、ナチュラル度アップ

お庭の隅には、これまで通りガーデニングや家庭菜園を楽しめよう、花壇のスペースを残しました。

コンクリート舗装で冷たい印象だったお庭が、おしゃれな青々とした人工芝生のお庭に生まれ変わりました。天然木のウッドフェンスに、元々こちらにあった木製のテーブルセットのナチュラルな印象が相まって、人工芝生がまるで天然芝生のように自然に見えます。

温かみのある雰囲気に生まれ変わったお庭をご覧になって、Ｎ様ご家族はとても喜んでくださいました。

戸建ての敷地内におしゃれな目隠しを付けて 人工芝で雑草対策

神奈川平塚市Ｓ様邸 人工芝生リフォーム

神奈川県平塚市にお住いのＳ様から、「戸建ての敷地内に目隠しを付けたい。」とのご相談をいただきました。

背の高いウッドフェンスで目隠し

道路を行き来する車や人から、お庭やお部屋の中が見えないように、おしゃれな背の高いウッドフェンスを設置して、人の目を気にせず安心して暮らせるようにしました。

人工芝生で 草の生えない手入れが楽なお庭

お庭は、土のままですと雑草が生えて草取りが大変なので、防草シートと人工芝生を敷いて、草取り不要のお庭にリフォームしました。

お手入れが楽になり、しっかりプライバシーも確保できるようになったお庭を見て、Ｓ様は大変喜んでくださいました。

グリーン・パトロール施工事例集